温泉リゾート、温泉旅館を超えた新感覚”和モダン”の宿

日本の温泉旅館は今、大きく変わろうとしています。

団体客重視の大型旅館から個人客の寛ぎを大切にする宿へと。

”リゾート”と呼ぶにふさわしいプライベート感覚と、ほっと心が和らぐ「和」の癒しを兼ね備えた新しいタイプの温泉旅館を4つ紹介します。

鹿児島県「忘れの里 雅叙苑」
懐かしさと新しさが共存する日本で最高の温泉リゾート

雅叙園は、妙見・天降川沿いに古い民家7棟を移築した、まるで小さな集落のような宿です。

「にわとり優先」の立て札に念を押され、煙がたなびく敷地をゆっくりと車を進めると、茅葺屋根が見えてきます。

母屋に入ると昔懐かしい土間、囲炉裏、かまどなどの光景にほっと心がほぐれていきます。

都会の人ほど雅叙園を訪れます。

この鄙びた雰囲気の中で、スタッフと、そしてお客さん同士が優しく対話したりて、癒され元気になって帰っていきます。

今でこそ「癒し」は時代のキーワードですが、30年以上も前から、そんな感覚が大切に盛り込まれています。

観光地霧島にあって、雅叙園の宿泊客はまず外出をしません。

部屋のテラスにある風呂、大岩をくりぬいた内湯、川沿いの露天風呂や打たせ湯など、新鮮な源泉がたっぷりと満喫できます。

夜は囲炉裏端でのかっぽ焼酎が美味しいです。

部屋や木陰で好きな本に没頭するもいいですし、広大な敷地内を散策するのもいいです。

とにかくここに滞在すること自体が、珠玉のリゾート時間です。

宿のもう一つの顔である「天空の森」は、宿から車で10分程の山の中にあります。

15万坪もの広大な森の中に野天スパ付きのヴィラが4つあり、4時間滞在の「野遊び」と10時間滞在の「ワンデイエスケープ」のプランが楽しめます。

もともとオーナーが山を拓いてプライベートで客をもてなしていたそうです。

それぞれ人気のないまったくのプライベートな空間でありながら、360度自然の景色の中にあります。

青空と霧島連山を我が物顔で眺めつつ、のんびり楽しむ湯浴みやオイルエステは効果絶大です。

この楽園に魅了されて一泊する時間すらない多忙な日々でも、東京から日帰りでやってくるお客さんもいるそうです。

時の長さではなく、時の質。

それが雅叙園リゾートの極意かもしれません。

 

 

[surfing_su_box_ex title=”忘れの里 雅叙苑”] ・鹿児島県霧島市牧園町宿窪田4230
・客室数:10室
・チェックイン:13時
・チェックアウト:12時
・鹿児島空港から車で約15分
・九州自動車道満辺ICより車で約15分
[/surfing_su_box_ex]

群馬県「別邸 仙寿庵」
デザインで癒される随所に施された和モダンマジック

別邸仙寿庵の幾分小ぶりな入り口を抜けると、突然目の前に大空間が展開します。

江戸墨流しの文様が写し取られた壁、数千本の檜の桟組み合わせた精緻な組子障子、式台に敷かれた微細なステンレス糸で編んだ畳、和洋の素材と意匠が絶妙のバランスで融合した玄関ホールで出迎えを受けると心が躍ります。

別邸仙寿庵は部屋付き露天風呂が世に流行するきっかけを作った宿であり、昨今の和風モダン旅館のブームに火をつけた存在としても知られています。

手付かずの自然が残る谷川岳の裾野、国有林にすっぽり覆われた1万坪の敷地に建つのはわずか18の客室のみです。

チェックインを済ませたら、高さ8メートルのガラス張りの廊下が続く、緩やかなカーブに沿って進んでみてください。

窓外に広がるのは眩しいほどの新緑です。

この景色を十二分に味わえるようにと、自然と一体感になれるガラスの曲面廊下は造られました。

アール型の土塀に施された櫛引のラインや、和紙絵の美しさにも思わず足が止まります。

客室へのアプローチにこれほどの「見せ場」を集約させた宿はそうはありません。

部屋は続き間型の純然たる日本間ながら、外光が存分に指差しこみ明るく開放的な雰囲気です。

丸窓、金箔の襖といった「和」のしつらえも心なしかモダンに映ります。

接客のあり方も今風です。

女将や仲居さんが客室に顔を出す回数をサービスの指針とする宿もありますが、別邸千寿庵では、お出迎えのとき以外は極力部屋に出入りしません。

「せっかく寛ぎにいらしたお客様の邪魔をしたくない」というのがその理由だそうです。

作務衣に身を包んだ従業員の礼儀正しくも親密さ溢れる接客態度も好ましいです。

数ヶ月先まで予約が一杯という人気もうなづけます。

 

 

[surfing_su_box_ex title=”別邸 千寿庵”] ・群馬県利根郡みなかみ町谷川西平614
・客室:18室
・チェックイン:13時
・チェックアウト:11時
・JR上越新幹線上毛高原駅からリレーバスで約25分
・JR上越線水上駅からタクシーで約8分
・関越自動車道水上ICから約10分
[/surfing_su_box_ex]

静岡県「季一遊」
リゾートホテルの優雅さを漂わすモダン和風旅館

南伊豆屈指の美しさを誇る白砂の浜辺、弓ヶ浜に面して建っているのが「季一遊」です。

温泉に飽きるほど浸かって部屋に戻り、皺ひとつなく敷かれた布団に倒れこむ。

浴衣姿で周囲を気ままに散策する。

これぞ投宿の醍醐味です。

「温泉旅館ならではの気楽さにリゾートホテルの優雅さも加えたら、この上なく心地よい宿になる。」

そんなコンセプトの下、生まれたのが季一遊です。

海岸沿いに植えられた松の眺めに調和するよう、客間は和室が中心です。

自然素材の温もりが感じられる空間を作るために、屋根裏を見せたり、障子を多用したりしています。

京壁の一部を半円形にくりぬいたロフトスペースはモダンな雰囲気です。

ベッドやソファなどにも違和感なく馴染んでいます。

食事は海を見下ろすレストランに出向くホテルスタイルです。

和・洋の括りに捕らわれず、伊豆の山海の幸を使った、リゾートらしい華やかさのある料理が出てきます。

地魚をその場でお造りにするサービスも嬉しい限りです。

チェックイン時には特性ドリンク、朝風呂後は味噌汁が振る舞われます。

この宿が常連客に愛される理由のひとつです。

 

[surfing_su_box_ex title=”季一遊”] ・静岡県賀茂郡南伊豆町湊字川口902-1
・客室数:37室
・チェックイン:15時
・チェックアウト:15時
・伊豆急下田駅から弓ヶ浜経由石廊崎行バスで約25分、タクシーで約15分
・東名高速道路沼津ICから天城峠、下田経由で約2時間
[/surfing_su_box_ex]

大分県「レゾネイトクラブくじゅう」
広大な草原にたたずむ温泉の宿

阿蘇くじゅう国立公園、標高865メートルに「レゾネイトクラブくじゅう」は、緑の風渡る草原に静かに佇んでいます。

芽吹きの春から初夏は、最も美しい季節です。

久住でしか見られない草花、草の香り、鳥の声など久住の雄大さを味わえます。

五感を使って自然を感じてみてください。

久住をこよなく愛する支配人をはじめ一部のスタッフは自然観察指導員の資格まで取っています。

朝には高原散策や敷地内の自然観察などを行う日もあります。

6月は近郊でも蛍も楽しめます。

さらなる大地の恵みが、敷地内に湧く温泉です。

独特の茶褐色の湯は鉄分を多く含む炭酸水素塩泉で、体が芯から温まります。

露店風呂付きの貸し切り温泉棟は、目前にただ緑の傾斜が続き、自然との一体感が心地いいです。

木や漆喰など自然素材を多用した建物に、コテージ風の部屋。

自然の地形をいかしたため、敷地内にゆるやかな坂が多いというのもユニークです。

 

山に溶け込んだ宿の時間は、ゆっくりと流れます。

自然に関する本がそろった図書コーナー、久住の幸を堪能できる和洋の食事処、満点の星空の余韻を味わうバー。

雄大な自然が生む”非日常”を過ごす場所には事欠きません。

 

 

[surfing_su_box_ex title=”レゾネイトクラブくじゅう”] ・大分県竹田市久住町有氏広内1773
・客室:58室
・チェックイン:15時
・チェックアウト:11時
・大分空港から特急バスで約60分湯布院BC下車
・JR由布院駅より送迎バスで約80分
・大分空港道路~大分自動車道湯布院ICまで約50分、ホテルまで約70分
[/surfing_su_box_ex]

まとめ

純和風のイメージが強い温泉旅館も昔懐かしい雰囲気からモダンなイメージの宿まで、好みに合わせて幅広く選択できるようになりました。

落ち着いた時の流れを味わうのもいいでしょうし、少しアクティブに体を動かしてから温泉を楽しむのもありです。

自分なりのスタイルに合ったお気に入りの温泉リゾートを見つけてください。

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